中川町は北海道の北部、上川管内の最北端に位置し、町の中央を南北に流れる天塩川流域に沿って細長く開けた総面積594.74q2の地域です。
町域は、南北51.5q、東西19.7qで、東西及び南部に山地が連なり、山林が85%を占めています。耕地の大部分は天塩川とその支流である安平志内川などの河川沿いに広がる平坦地を活用し、産業としては、酪農をはじめとする農業や林業が基幹産業として発展してきました。しかし、近年、農業者の高齢化・後継者問題などにより、厳しい状況下にありますが新規就農や林業分野にも移住の若者も徐々に増えています。
また、道北の中核都市である旭川市までは、JR宗谷線及び国道40号線ともに3時間余りを要しますが、経済的・社会的・行政的に旭川市および名寄市とのつながりが大きいまちです。現在、名寄から稚内に北伸する規格の高い道路建設が進められており、交通条件の改善が期待されます。
大河 天塩川流域に広がる中川町は北海道北部に位置する自然豊かな町です。町内一円に白亜紀の地層が広がり、保存状態の良い化石が今もなお多数発掘されており、海流である首長竜が3体、さらにはアンモナイトなどの化石も発見されています。先日、魚の化石である「中川ニシン」が北海道遺産の認定を受けました。中川町自然誌博物館エコミュージアムセンターでは、発掘された化石類の展示や夏季には化石類が発掘される地層でのフィールドワークを毎年行っています。丸太押し相撲やきこり祭りなど、季節や地域の特長を生かしたイベントのほか、東京都世田谷区下高井戸商店街には、サテライトスペース「ナカガワのナカガワ」を運営しています。
中川町社会福祉協議会は、現在、社会福祉協議会としての本来的役割である「地域福祉活動」のほかに「事業型社協」として、介護保険事業を運営し、在宅福祉事業として、デイサービスセンター、訪問介護事業、居宅介護支援事業、施設型事業として、50床の特別養護老人ホーム、併せて短期保護8床、さらに認知症グループホームを運営しています。町内唯一の介護事業所として、小さな町の福祉介護を一手に引 き受け、町民の皆様の幸せに寄与しています。
以上、中川町をどうぞよろしくお願いします。